フィアット500S(ツインエアのMT車)にローポジションアダプタ装着しました

アバルト500ノーマルシート用ローポジションアダプタをFIAT500S(ツインエアのMT車)のノーマルシートへ装着しました。
アバルト500用で販売しておりますが、ほかのフィアット500へも装着可能です。
せっかくなので画像付きで取り付けの流れを書いていきます。
取り付け前のシートを横から。

取り付け作業は、車両からシートを外して、シートレールのリベットを外し、ローポジションアダプタを装着、好みのシートポジションへと調整するという流れになります。
まずはシートの下にある白とオレンジの配線を外します。

次にシートを固定しているボルトを外していきます。
右シート・右前

右シート・左前

右シート・左後ろ

右シート・右後ろ

車両からシート取り外し完了です。

シートレールの左右前側についているゴム(?)を外します。
マイナスドライバーなどでこじれば取れます。


ゴム(?)を外しましたら、リベットを外していきます。
リベットの外し方は、リベットが外れればどのようなやり方でも大丈夫ですので、一例として参考程度にお願いします。
シートレールを上にします。シートが汚れたり傷がつかないよう、マットや段ボール等で保護することをおすすめします。

この車両には、リベットの部分が凸になっている箇所があったので、一先ずこの部分を切り取りました。
このローポジションアダプタを製作・フィッティングしたアバルト500にはこのような凸は無かったです。
車両や年式によって細かいところは違うようです。
エアーソーで切断。(金切りノコギリでも可)

切断後。

リベットのセンターにポンチでセンター決め。

このような感じでリベットのセンター位置決め。

リベットのセンター決めした位置に、電動ドリルでリベットを外すために穴をあけていきます。
写真撮り忘れましたが、細いドリルで穴をあけてから、太いドリルで穴をあけるとリベットがポロっと取れます。
高回転で穴をあけるよりも、低回転で油をさしながら穴をあけていく方が早く穴をあけれます。
ポロっとリベットが外れました。

純正のステーが外れました。

リベット8か所、4個の純正のステーを外していきます。
リベット、純正ステーの取り外しが完了しました。

ローポジションアダプタのステーを付属の取り付け説明書の図を見ながら、向きを確認してシートレールに取り付けます。この時点ではボルトは仮止め程度で。
取り付け説明書の図(キットに付属します)





ステーを4か所仮止めしたら、シートを車両内へ戻します。
あとは、お好みのシートの高さ・ポジションに合わせて微調整して下さい。
ローポジションアダプタにもワッシャーを何枚か付属しております。
また、年式や個体によって車両内にワッシャーがある車両と無い車両があるようです。
(今回取り付けた車両には車内にワッシャーはありませんでしたが、フィッティングしたアバルト500には車内にワッシャーがありました)
ワッシャーが足らない場合は、キット外のワッシャー・スペーサーをご自身でご用意下さい。(市販のワッシャーで充分です)
シートの位置決めが完了したら、ボルトを締めて固定してください。
装着完了です。

この車両、というかフィアット500・アバルト500の純正シートだと、クラッチを踏み込んだ時に膝裏~太もも裏辺りがシートで圧迫されて非常に乗りにくかったので、ローポジションアダプタを使って、前を下げれるだけ下げて、後ろをキット内のワッシャーは使用せず、少し厚みのあるスペーサーを使用して、後ろがあまり下がりすぎないように取り付けました。
ブログの最初に取り付け前のシートを横から撮った写真を載せていますが、その写真と比べても、前が下がっています。
ローポジションアダプタを使って、全体的にシートを下げることももちろん可能ですが、このようにお好みでシートの高さ・傾きを調節・変更していただくこともできます。
ローポジションアダプタ装着後の運転席側シートと、ローポジションアダプタ未装着の助手席側シート、前方の高さ比較。

前側


後側

